作業日記などなど

過去の日記 その2

Vol.2 2002年4月〜9月   新茶の季節〜秋番茶

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2002/09/15(日)曇り
ちょっとご無沙汰してました。涼しくなってきて仕事がしやすくなってきました。雨がふらないので茶園がところどころ色が変わってきています。例年ならばそろそろ秋番茶を刈れるほど秋芽が伸びているはずなのですが。
油粕や魚粕などを配合した肥料をやっています。雨が少ないと肥料の効きも悪いような感じがします。

2002/09/04(水)晴れ
暑い日が続いてます。田んぼに出ていると陰になるところもないのでめまいがしそうです(笑)。昨日で稲刈りが終わりましたのでぼちぼちともみすりをしてます。今年の米はコシヒカリです。明日に一度新米の味見をしてみようかと。

刈り取って脱穀、乾燥した籾(もみ) もみすりしたあとの玄米 精米した白米

 

 

2002/08/30(金)晴れ
今日は稲刈りをしました。ちょっと早いかなと言う感じがしないでもないですが。田を3枚ほど刈って脱穀しました。あとしばらく乾燥してもみすりをします。

稲刈り機で刈ります

ハーベスターで脱穀

 

2002/08/23(金)曇り
えー、訂正です。ここ何回か「仮整枝」と書いてきたのですが、「抑制整枝」というのが正しいとのご指摘を西山氏よりいただきました。間違っていましたのでここでお詫びと訂正を。
この日記も身内の方に多く読んでいただいてるようです。なにかおかしいところがあったらすぐつっこまれ・・いや教えてもらえるのでありがたいです。感謝。
今日はこの間やった改良剤を混ぜていました。明日また雨がふりそうです。しっかり降ってくれたらよいのですが。

2002/08/19(月)曇り
昨日の雨で少し茶園も潤ったかと思います。しばらく降ってなかったので、水やりをしようかと考えていたところでした。
仮整枝をしています。写真を撮ってみましたがちょっとわかりにくいでしょうか。長く伸びた芽を刈りとばして、園がきれいなカマボコ状になっています。

仮整枝前 仮整枝後

 

2002/08/12(月)晴れ
改良剤を撒いてから、ちょっと混ぜ始めたたんですが、雨が少しでもふってからの方がよいかと思ってすこし待機してます。
あと、芽がよく伸びているところを先だけ刈りとばしました。仮整枝です。2番茶の刈り直しから刈っていませんので、長い芽は30pほどに伸びています。それの先を10pほどとばして、下の芽が伸びてきた時にだいたい揃うようにします。暑い日が続き、雨もふっていませんのでまた芽が萎びてきています。また水やりをしました。

2002/08/08(木)晴れ
畑の周囲の草刈りを終え、改良剤をやっています。牡蠣の殻を粉末にしたもので、酸性土壌を中和する目的で施肥します。畑の土は肥料によって酸性化しています。茶木の生育には弱酸性の土壌が適しているのですが、施肥を繰り返して何年もするとph3程度の強酸性を示します。そこで、アルカリ性の改良剤で土壌成分の中和とミネラル分の補給を行います。少し多めにやったので、畑が白くなりました。このあと、土と混和しますが、ところどころ深耕して畑の土の更新をしようかと思ってます。

牡蠣殻粉末 茶園に散布します

 

2002/07/31(火)晴れ
草ひきをしたり消毒をしたりしています。それにしても雨がふっていません。2週間ぐらいになりますが、日焼けのきつい畑ではそろそろ茶の芽が萎びてきています。そこで今日から水やりをしています。池からホースを引っ張ってきて畑に散水します。雨がふってくれればこんな事をしなくてもよいのですが・・。
それにしてもここ1週間ほど暑いです。気温が30度後半になってくると、昼間炎天下の畑にはいてられません。陰もないところでは熱中症になりそうです。昼の一番暑い時間帯はちょっと昼寝をして、気温が下がってきたら仕事に出てという日々を過ごしてます。そりゃあ茶の芽も萎びるでしょう、これだけ暑いと。

2002/07/19(金)曇り
雨がふったりやんだりと梅雨らしい天気が続いています。先日から肥料をやっています。いわゆるお礼肥ですね。油粕ですが、発酵させているタイプのものです。今日でだいたいのところが終わりました。あとは攪拌しますが、振動で手が痛いです。握力が・・・。

2002/07/14(日)晴れ
工場の掃除も終わりまして、一段落です。ならしを一通りしたあと、裾芽を落とします。5月の一番茶後にも落としましたが、また伸びてます。この裾芽に害虫がついたりしますのできれいにしておきます。今回から新型裾芽刈り機が投入されました。2輪式で、刃の間隔や角度をほぼ自由に変えられます。2輪になったことで機械が前後に大きくなった分、狭いところでは取り回しがすこし面倒ですが、まっすぐ刈れるし走っている間は前のよりも軽いような感じです。
明日から台風接近の予報。雨は歓迎ですがあまり過ぎるのも困ります。

自走式両面裾芽刈り機 新車です きれいになります

2002/07/08(月)晴れ時々雨
今日朝起きたら首を寝違えてまして、朝から整体へ行ってきました(笑)。よく寝違えるんですが癖になってるのでしょうか。で、午後からは家でデータ整理をしてました。1番から2番茶までの収量とか単価、売上をまとめて集計、分析できるデータに加工します。これが結構骨でした。というかまだできてないんですけど(笑)。ちょっと足りないデータがあって、それがないと正確に出ないところがあって、ちょっとまだ中途半端な状態です。
明日、明後日と工場を大掃除します。これで来年の1番茶までまた工場も休みです。

2002/07/03(水)晴れ
昨日で、今年の2番茶が終了しました。今年の2番茶は例年より収量が多く、ほぼ適採予定どおりに刈れたのでよかったです。雨には何回か降られましたが、そんなにあわてることも少なく順調でした。単価の方もまあまあといったところでしょうか。
今日は工場で製茶作業に入りました。組合員の皆さんもそろそろ終わりかけています。あと番茶(刈直し)を少し刈ります。番茶の出方の少ないところは「浅刈り」といって、茶園を葉が少し残るか残らないかぐらいの深さまで刈り落としてしまいます。その高さが来年の新芽の台になります。来年のために茶園の整備をしておくということです。あとは施肥をしたり裾芽を落としたりと肥培管理の日々ですね。

2002/06/27(木)曇り
ここのところ雨がふったりやんだりとようやく梅雨らしい天気になっています。雨がやんで、ネットをめくって露をとばしてさあ刈ろうとしたらまた雨がふってまた露が・・・。そんなことの繰り返しです(笑)。
うちは2番茶ももうそろそろ終わりに近づいてますが、あと2,3日かかるでしょうか。

2002/06/25(火)雨
昨日からの雨で、今日は刈れませんでした。で、午後から大きくなった園を浅刈りしました。葉が全部無くなるぐらいの深さまで刈ってしまいます。10pくらいは低くなったと思います。これでまた作業がしやすくなるでしょう。こうして茶園を更新していくのですが、これも時期とか刈り方とか人それぞれです。うちでは何年かごとにあちこちの茶園を順番に刈り込んでいますが、悪くすると収量が落ちることもありますので、時期や深さなど、どうしたら一番良いのかいつも試行錯誤です。

2002/06/20(木)雨
今日は雨でしたので一日休みでした。工場の方も稼働しませんでしたので、完全に休みです。2番茶は毎年梅雨時期にかかりますので、こういう事もよくあるのですが、今年は雨で完全に休みというのは少ないです。今日も一日中雨が降り続いたわけでもないですしね。明日の天気はどうでしょうか。

2002/06/17(月)晴れ
ここのところぼちぼちと2番茶を刈っています。こんなゆっくりした2番茶も珍しいです。なかなか芽が大きくならず、畑をあちこち見て回ってネットをめくっては戻し、めくっては戻ししています(笑)。今日も朝から刈る予定を急遽やめて別の畑にネットを被せていました。こんな調子ではいつ終わる事やら。
昨日は工場で製茶作業でした。工場見学に30人ほどの方が来られました。製茶ラインの流れに沿って、ごく簡単に工程の説明をしていたのですが、人にわかりやすく説明するのはなかなか難しく、素朴な疑問にたじたじとなることもありました。言葉で説明するためには、全体の流れも個別の工程についても自分でよく理解していないとちゃんと説明出来ないことを痛感。まだまだ勉強しないといけませんね。
さて明日は刈れるでしょうか。畑と相談です。

2002/06/12(水)曇りのち晴れ
昨日は本当に久しぶりの、待望の雨でした。田にも水が入ったし、茶の芽も潤いを取り戻したような気がします。今日、あちこちの畑を見て回って、明日刈れそうなところを選んで遮光ネットをめくっておきました。明日朝一番で刈るつもりです。2日前に見たときは「ちょっと小さいなあ」と言っていたところが今日見たらもうちょうど刈り頃になっています。「茶の旬は3日」と言いますが本当にそうですね。適期適採が一番重要なのですが、それもなかなか難しいものです。

2002/06/10(月)晴れ
昨日は日本W杯初勝利おめでとうございました。思わずテレビの前に釘付けになってました。それはさておき・・・
今日は朝から田に水を入れました。明日から待望の雨らしいのですが、ちょっと心配なほど水がありませんので、谷の水をポンプで汲んで田に上げました。そのあと、遮光ネットをかぶせる作業です。日照りで芽が伸びていませんね。今日刈ろうかと思っていたところもちょっとまだ小さいので延期です。これでほぼネットを被せ終わりました。(遅く刈るところは除く) さあ明日の雨を待ちましょう。

2002/06/08(土)晴れ
今日から2番茶刈りがスタートしました。家の前の畑(千代:せんだい)の「めいりょく」と「やぶきた」と、赤坂の「めいりょく」を刈りましたが、芽の出方がまばらだったこともあり、収量は非常に少なく、昨年の半分以下でした。いろいろと原因は考えられるのですが、「まあこんな事もある」ということで・・・。午後からは工場で製茶作業でした。工場に入るのもちょっと久しぶりでしたのでばたばたしましたが、まあなんとか無事終了しました。

2002/06/05(水)晴れ
今日も30度を超え、とても暑い一日でした。下島の、今年から借りた畑を中刈りしました。3年ほど休作していたので、茶樹は伸び放題、2m以上になっています。それを地上高30〜40pほどに刈り揃えました。もちろん1度では無理で、まず裾芽刈り機で1mほどに落とし、刈った枝をこなしてから中刈り機で2往復ほどします。それでやっと茶園の形に戻りました。この園は樹勢もよく元気で、病気や害虫による被害も少なく、健康でよい新芽が出ていました。来年から楽しみです。ここも無農薬・有機栽培でいこうと思います。
ここのところ雨らしい雨が降っていませんので、芽の出方にも影響が出ているように思います。ひと雨欲しいのですが・・・。天気だけはどうしようもないですね。待つよりほかにないです。それでも少しずつ大きくなってきていますので、今週末か来週ぐらいには2番茶を刈り始めたいと思っているのですが。

2002/06/01(土)晴れ
朝晩の気温が低いせいか、2番茶の芽の出方が遅いようです。1番茶を早く刈ったところでもぱらぱらとしか出てきていません。もともと2番茶は不規則な芽の出方をするのですが、そのあと大きくなるのが遅いような気がします。1番茶の適採のあと次の適採時期がその45日後というのが一つの目安ですが、このままではもう少し遅れそうです。
向居の新植の園に少し肥料をやり、園と園の間を歩きやすいように整備し、草を引きました。この畑はおくみどりという品種の苗木を植えたのですが、よく根付いたらしく、新芽も出てますし、元気です。一安心です。弥平畑のめいりょくの方も、苗木が小さく水やりが遅れたわりにはよく活着していました。ここもすこし施肥を行いました。

2002/05/27(月)晴れ
雨が降るのやら降らないのやら、雷が鳴ったりおかしな天気でした。ならしもそろそろ終わりかけてきました。昨年の今頃は茶園を深く刈り込んで更新する作業をしていました。「中刈り」といいますが、茶園も成園になると、背丈も大きくなって作業もしにくくなり、また成長の勢いも無くなってきますので、低く刈り込んで更新します。こうすると茶園が低く作業しやすくなり、また茶園の勢いも戻ってきます。周りの茶畑では低く中刈りされた茶園が目立ってきました。

2002/05/25(土)晴れ
今日でひとまず共同工場が稼働終了です。また2番茶に向けて掃除、整備しておきます。1番茶と刈り直しでほぼ1ヶ月間の稼働でした。
茶園のならしはまだまだ続いています。刈り直しで凸凹になっているところも多いのでならすとやはりきれいになります。2番茶の新芽がそろそろ出てきました。2番茶は1番茶のように新芽がそろって出るのではなく、ひょろっと長いのやら短いのやらまちまちです。今年は1番茶が早かったのですが、ここのところ夜の気温が低いためか、新芽の萌芽が遅いような気がします。

2002/05/23(木)晴れ
今日で裾芽取りが終わりましたので、あとは「ならし」で仕上げです。裾芽取りが終わってきれいに整った茶園を撮りました。

「自走式両面裾刈機」 裾芽取り前 裾芽取り後

これ「自走式両面裾刈機」っていう名前やったのか・・。なかなかいかめしい機械です。これで裾芽を刈り取りながら茶園の間を歩きます。今日の作業のあと、刃の交換のためM機械店に入院しました。
茶業ももちろんですが、農業ではいろいろな農機具、機械を使います。茶を刈るハサミだけでも、園の大きさや用途に合わせて何台もありますし、周辺機器にはもっと色々な種類があります。多くの作業が機械化され、省力化、効率化された反面、機械の操作、維持管理に手間や費用がかかります。仕事一つするのにその機械の使い方から覚えないと。機械もどんどん進歩します。うちの機械は10年、20年選手も多いですが(笑)。またいずれ「農機具ギャラリー」のページでも作りましょうか。
夜は、またお茶の試飲です。また10杯ぐらい飲みました。同じ品種でも畑や時期で色々と違いますね。飲んだあと30分ぐらい口の中に甘みが残っていました。

2002/05/22(水)晴れ
今日で刈り直しも終了しました。これでとりあえずお金が取れる仕事は終わりです(笑)。あとは捨てる仕事ばかりです。また着々と2番茶に向けて準備に入ります。午後からはひたすら裾芽取りでした。茶園がとてもきれいな形になります。
昨日、今までに採れた品種別の茶の飲み比べをして、今年の商品構成を検討しました。品種別、またその採れた畑ごとにそれぞれ違いがありますし、品種別の特徴をつかむのも、いろいろと比べた方がよくわかります。そこで見本の袋からとっかえひっかえ、10数杯飲んだでしょうか。味の特徴とか差違を、言葉で説明するのは難しいですね・・・。これから、商品として値段を付け、パッケージを考えていきます。

2002/05/18(土)曇り
午前中に、以前刈り直しをしたところを「ならし」ました。これは通常の茶刈り機とは刃の向きが反対方向についている(逆刃の)機械を使って、刈り直しの時に刈りきれていない芽をきちんと刈り取って、園の表面をきれいに、まっすぐにします。通常とは機械を持つ手も、歩く方向も逆になります。これがなかなかしんどい。まっすぐ刈るために、じーっと園をにらんでますので、目も疲れます。

2002/05/15(水)曇りのち雨
今日の午前中で、「白栖共同製茶組合」のみんなの今年の一番茶が終わりました。このあと「刈り直し」をしてまた二番茶に備えます。午後からは雨で、久しぶりにゆっくりしました。

2002/05/10(金)雨
昨日で最後のおくみどりを刈って、今年の一番茶は終わりました。今年は収量が去年に比べて少なかったのですが、茶の相場はあまり下がらず、トータルでは例年並みでした。いろんな品種ごとの茶を小売り用に残してありますので、またそれを商品化して紹介していきたいと思います。
あと、一番茶を刈ったあとに伸びている芽を刈り直し、いわゆる「番茶」にしますが、もう少し先になると思います。それまで二番茶用の肥料やりや裾芽取りなどをしておかねばなりません。

2002/05/07(火)曇りのち雨
昨日の夜の雨で露があったので今日は刈らず。2番茶のための肥料をやりました。今年は1番茶が早かったので2番茶も早くなります。最初に刈った畑はもう刈り直しができるぐらいになってます。
今年のお茶は全体に出来がよいです。形状もよく、飲むと口に甘みが長く残る良いお茶が多いです。これも年によって天候とか時期とかいろんな条件が重なって出来の善し悪しが変わってくるのですが、今年は例年に比べ非常に良いようです。しかし収量は去年に比べて落ちています。この辺が難しいところ。生産者側からすると、単価と収量の関係をトータルで計りながら適採計画を立てなければいけません。もちろん「高品質のお茶」を作るのが前提ですが、お茶は「出来がよい=常に値段が高い」とも一概に言い切れないところもありますので、相場や時期を読んで、販路などを決めていきます。その辺が面白いところでもあるのですが。

2002/05/04(土)晴れ
昨日は24時間勤務でした。ここ1週間ほどがピークですね。で、今日の朝は宇治田原のお茶問屋さんにお茶を売りに行ってきました。製造したお茶の大半は問屋さんに買ってもらうのですが、問屋さんにもそれぞれ好みがあり、また思惑もあり、相場の動きもあります。値段をつけるのは難しいです。お互いに。生産者としてはその茶を作るために1年間手間をかけてますので、できた茶は高く買って欲しいのですが。問屋さんの好みに合わせて製茶していくか、またとにかく自分の良いと思える茶を作るのか、バランスが大事ですね。
それから「おくみどり」という品種を刈ってきました。これでうちの畑の総面積のうち、7割弱が終わりました。今年は茶の芽を追いかけながら刈っていくという例年にない状態でしたが、あまり焦らずに良い調子で刈れましたのでかえって良かったかも。もう一踏ん張り。

新芽(やぶきた)

 

2002/04/27(土)晴れ
今日も共同工場で製茶作業です。「さやまかおり」を揉みましたが、なかなかいい出来でした。色が深く艶のある良いお茶になりました。かえって飲んでみて味を見ようかと思います。お茶を刈るのも、なかなか適採時期を見極めるのが難しく、また被せの時期、期間も何が最適なのか難しいので、いろいろと悩むことしきりです。周りの状況とか相場とか人の話とかを聞いているとますますわからなくなります(笑)。今日は工場で最後の精揉行程に入ったんですがこれも蒸し行程同様に難しいのです。奥が深いですね。明日はたくさん刈る予定。

2002/04/24(水)雨のち晴れ
昨日は共同工場で製茶作業でした。午前中にお茶を刈って、午後から揉みました。昨日は全部で2tほどの生葉でしたが、製茶するのに12時頃までかかります。良いお茶ができました。工場の機械は完全FAですが、今の新芽はそれぞれに適度な蒸し、揉み、乾燥などの具合が変わります。畑、品種、新芽の状態によっても変わってきます。うちの工場では、常に自分の手で各工程の茶の状態をチェックし、機械任せにはしませんので、個別に、細かい違いに対応しながら揉んでいます。そのかわり人間が機械に張り付いて常に目を光らせていなければなりませんので仕事としてはしんどいです(笑)。
今日は朝から雨が降っていましたので、刈る予定を急遽キャンセルし、遮光ネットを被せ、あちこちの畑の芽の状態を見に回ります。明日に刈れるような畑は少ないです。芽の伸びや色がもう少しか・・・。赤坂(畑の場所)のやぶきたが明日刈れるでしょうか。
午後からは田植えの準備をします。今年はお茶が早いので、その忙しい合間を縫って田植えをします。マンガンかきです。田に水を入れ、トラクターで土をこねてどろどろにするんですけど、見てたら簡単そうに見えるんですが・・・・。28日に田植えの予定です。

2002/04/22(月)晴れ
今日は非常に暑い一日でした。朝から、昨日の風ではずれた遮光ネットを直しにあちこちと畑を移動していました。家の前のやぶきたが明日あたり刈れそうなので、その準備もしておきます。工場が明日あたりからフル回転しそうな状況です。慌ただしくなってきました。天気とか順番とか新芽の状態とかいろいろと相談しながら進めていきます。段取りが結構大変そうです。その辺はまだまだ親父任せですけど。とにかく明日またがんばりましょう。

2002/04/20(土)晴れのち曇り
今日からいよいよ新茶の適採時期になりましたので刈り始めます。今日は赤坂(畑の名前)と家の前の「めいりょく」という品種を適採します。この品種が今年はうちの畑のなかで一番萌芽が早く、成長も早かったように思います。午前中に2カ所とも刈り終え、工場で製茶します。生葉で約200s、荒茶にすると40sになります。工場は「白栖共同製茶場」で、組合員総出で製茶しました。今年最初ですし、やはり楽しみでした。色もよく、新茶特有の香り、水色もきれいでまずなかなかのお茶ができました。やはりこの早い時期のお茶が一番高品質です。さあこれから忙しくなります。

茶刈り機で適採します 刈ったばかりの新芽 「新茶」になりました

 

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