作業日記などなど

過去の日記 その3

Vol.3 2002年10月〜2003年4月   来年にむけて〜新茶の季節

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2003/04/28(月)晴れ
気温が上がってきて忙しくなってきました。新芽も急に大きくなってきたようです。当籠嶋園は5月2日から新茶を刈り始める予定です。今日は和束町の初市で、今年最初の茶が市に出ました。市場も活気づいてきて、本当にいよいよです。

2003/4/25(金)曇り時々雨
今日は工場の掃除です。今年は昨年より10日ほど遅く、5月から1番茶スタートの予定です。昨日今日の暖かさで、一気に新芽が伸びてきています。今年は適採適期が重なって忙しくなりそうです。
昨日、田植えが終わりました。来年も米が食べられるでしょう。たぶん。
さあ忙しくなってきました。

2003/04/11(金)くもりのち雨
ここ一週間ほど田の準備をしていました。水を入れて鋤いて、畦を塗りました。簡単に思っていたのですがこれがやってみるとなかなか難しく、できあがった畦は・・・・な感じでした。しかしすごいもので、最後の方ではなんとか見られるようになりました。月末に田植えの予定です。
気温がやっと上がってきました。茶の新芽も萌芽し、大きくなってきました。今日で遅いところの施肥も終わり、あとは新芽が大きくなるのを待つばかりです。夜の冷え込みで霜があたるのが怖いです。

2003/03/12(水)晴れ
ここのところ天気が悪い日が多く、気温もなかなか上がってきません。昨年の今頃は汗ばむほど暖かかったのですが。肥料も一段落して、今度の一茶のためにならしをしたり、裾芽を刈ったりしています。いよいよ来月には茶が始まりますが、その準備期間です。
今年から、宇治茶と名の付くお茶は最低その50%が京都産であることが義務づけられ、また生産者にはその茶の生産履歴を明確にし、それぞれの商品に証明書類を添付する事が決まりました。こうした取り組みにより、消費者に安心して買ってもらえるようになれば良いと思います。制度的にはまだまだ煮詰めていかなければいけない点があるとは思いますが、方向は間違いないと思います。

2003/02/26(火)曇りのち雨
昨日から和束町茶業青年団の研修旅行で静岡方面へいってました。自園自製の茶農家さんや茶刈り機のメーカーさんでいろいろと参考になる話を聞きました。考えさせられることが多いです。人の考えや意見を聞くのは勉強になりますね。うまく取り入れて、自分の参考にしたいと思います。

2003/02/13(木)晴れ
今日は宇治市で「全国お茶サミット京都大会」が開催されました。全国から茶業関係者が集まっての催し物でした。京都府の南部は宇治茶の主生産地ですので、会場に各市町村ごとにブースをつくって参加しました。和束町からは「白栖共同製茶組合」が参加、僕も行ってきました。一般のお客さんも来られましたが、生産者や問屋さんなど茶の関係者が多くて、小売りをしていてもシビアな質問が飛んできたり、じーっと無言で茶を吟味する人がいたりと、いつもの小売りとはちょっと違う雰囲気でした(笑)。いろいろな人と知り合えたり、情報交換をしたりと有意義な一日でした。3/19日のお昼にKBS京都テレビでその模様が放映される(かもしれません)。
 ちょっと最近画像が無くて文字ばっかりですので、僕の写真でものせておきましょう。読売新聞の記者さんに取材の時にとってもらった写真です。あと、完成した石垣と土嚢を積んだところの写真も。

目が泳いでますね(笑)。
石垣
土嚢

2003/02/07(金)晴れ
今日はよく晴れて暖かい一日でした。昨日から、去年改植した弥平畑の石崖を積んでいました。畑が斜面なので、畑の一番下からどうしても土が流れていきます。石崖で段差をつくってやって畑の勾配を緩くします。畑の境界にもなります。改植したのでそのときにごろごろと石が出てきてたので、その石を使って積むのですが、大きいものはとても持てませんので、ショベルでつり上げて積んでいきます。去年の経験が役に立ちました(笑)。なんとか見られるように積めました。で、筋肉痛です(笑)。

2003/02/03(月)曇り
1日、2日と東京へお茶を売りに行ってきました。京都の商工会主催で、京都の産地直売品を集めた催しでした。僕らは白栖共同工場(しらす茶房)としての参加でした。自分で作ったお茶を自分で袋に詰めて自分で売るということで、消費者と生産者が直接に話ができて良い経験でした。お客さんにもいろいろな人がいて、それぞれに好みも求めているものも違います。特にお茶は嗜好品なので、そういう個人の差が激しいように思います。それでも、「しらす茶房」を名指しで買いに来てくれるお客さんもいらっしゃいました。大変にうれしいことです。

2003/01/24(金)曇り時々雪
昨年に開墾した畑で、茶園の間の石を出したり、畑の境界に石崖を積んだりしています。少しずつしておかないと忙しくなってくるとできませんので。
この間初めて「闘茶会」(茶香服ともいいます)を経験しました。産地別の玉露2種と煎茶3種を見て飲んで当てるというもので、なかなか難しいです。玉露と煎茶の違いぐらいは簡単にわかると思っていましたが、それがなかなか・・集中してないと間違えます。でも何度も飲んで考えすぎると、かえってわからなくなるような気がします(笑)。がんばりましょう。

2003/01/17(金)晴れ
肥料をやり終えて、土と混和しました。今年からいろいろとやってみようということで畑ごとに肥料の量を計測、記録しています。肥料の成分(窒素・燐酸・加里)の年間散布量を出して面積、品種および収量との関係のデータをとってみようと思っています。こう書くとすごいことみたいですね(笑)。経験が少ない分いろいろとやってみようと思っています。

2003/01/10(金)曇り
あけましておめでとうございます。昨年はいろいろありましたが、今年は良い年でありますように。よろしくお願いいたします。
年が明けてから、柿の木を切ったり、道具の手入れをしたりしていました。昔は柿の木と茶園を一緒に植えるのが普通だったそうで、今でも茶園のそばには柿の木が多いです。渋柿で、2年に一度たくさんの実を付けるのですが、例年は柿渋屋さんに持っていくと買ってくれます。柿渋は天然の防腐剤として染料や塗料などの用途に使われるのですが、今年は柿渋屋さんが渋柿を仕入れないという連絡があり、収穫しないまま熟してしまいました。放っておくと潰れて茶園に落ちてきますので、枝を払って柿の実を落としておきました。実は私はかなりの高所恐怖症で、高いところで作業するのは腰が引けて引けて・・・(笑)。柿の木も茶園の肥料を吸って発育が良いので、大きいものでは7〜8mにもなります。登っても半分ぐらいの高さまでで限界です(泣)。
今日は肥料を配合しました。有機質肥料を主体とした肥料です。地温が低く、有機質を分解する微生物や細菌の活動も鈍いのでそれも考えながら配合してみました。明日から肥料やりです。

2002/12/23(月)晴れ
今日は暑い一日でした。この間から石垣を積んでます。なかなか難しいのですが、こうして直しておかないと危ないのでこの際直してしまおうと。けがをしても困りますので。写真でも撮ろうかと思ったのですがあまりお見せできるようなものでもないのでまたの機会と言うことに。
白栖共同製茶組合の西山組合長が、白栖共同のHPからのリンクをトップページに張ってくれました。感謝。この間みんなで集まって今年の総括と来年に向けての準備の話がありました。また来年もがんばりましょう。

2002/12/09(月)曇り時々雨
今日はかなり寒いです。畑が一段落してきましたので、今のうちにずっとほったらかしていた事をしてます。というのは、畑の端や下側でちょっと崩れてきて歩きにくいところに土嚢を積んだり、石垣を直したり、機械を整備したり、小屋を整頓したりとなかなかこなごまとしたことがなかなか今までできなかったので、ちょっとこの機会にしてしまおうというところです。これがなかなか・・。

2002/12/03(火)晴れ
ここのところ申告やら手続きやらでなかなか忙しいのですが、畑の方は一段落しました。またもう少ししてから肥料をやりましていよいよ冬支度となります。田のほうも起こしておかなければいけません。米も手間と経費を考えるとあまり採算は合わないのですが一度やめてしまうと今度再開するのが大変ですので作っておかなければ。自分の田で採れた米を食べるのも良いものですし。

2002/11/11(月)晴れ
今日は一日良い天気でした。昨日は和束町のグリーンフェスティバルがあり、私の所属している営農組合は野菜ものの青空市を出店、盛況でした。
今日は肥料を土と混ぜていました。機械で混ぜます。エンジンのついた鍬?ですね。結構衝撃がきます。特に石に当たったりすると機械ごと飛んでいきそうになるのですがそれを押さえ込みながらの作業です。一日してると握力がなくなります。今日はあまりの衝撃に機械が耐えかねてかフレームが折れました。(夏にはハンドルが2回折れました。)しょうがないので組み直して補強して溶接しました。どんどんつぎはぎになっていきます(笑)。

2002/11/08(金)晴れ
施肥ですが、魚粕主体の配合肥料をやります。けっこういいにおいです(笑)。夏の間雨が少なくて日焼けした園では花が咲き始めました。花が咲くのはきれいですが茶には余りよくありません。病気などの元にもなりますので・・。ちょっと対策を考えねば。

2002/11/03(日)晴れ
いよいよ寒くなってきました。朝晩と日中の温度差がかなりありますね。
今日でならし作業が一段落です。もう一度ならすつもりですがその前に肥料をやるつもりです。園の表面はきれいになったのですが、これも園によってまたは品種によってうまく刈れるところとそうでないところがあります。もちろん腕の問題もあります(笑)。

2002/10/30(水)晴れ
秋の番茶も終わりまして、茶園のならしをしています。来年の一番茶の土台となるように茶園の表面をきれいに刈りならします。一度通常のハサミで刈ったあと、今度は逆の方向に刈るハサミで刈ります。こうして刈ると表面がきれいになりますが、風が強く吹いたりするとぱらぱらと葉が出てきたりしまったりします。来年もう一度ならすときれいになりますができるでしょうか。ならしを終えると肥料をやります。

 

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