最近の作業日記とか・・・

Vol.6 2006年1月〜12月  さあまた今年もがんばるぞの巻

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2006/12/22(晴れ)
・暖かいです
雨が続いていましたが、ここんとこ晴れたり曇ったりです。で、12月とは思えないほど暖かいです。動いているとちょっと汗ばむほどです。この暖かいうちに田んぼを鋤いておこうと思いました。寒いときにトラクターに乗っていると芯から冷えるんですよね。ただ雨が続いていたのでちょっと田がぬかるんでいます。乾いていたほうがいいんですけど。

耕す前 株が残ってます 耕しました


・開墾
田のしけ抜き作業は、溝にパイプを入れ、竹を入れて一段落、あとは掘るだけです。どう勾配がつくのか、道はどうしようか、植え筋はどうつけようかとかいろいろと考えています。品種の選定も悩みどころです。どうしたもんかな〜とかなり考えましたが、とりあえず「やぶきた」の予定です。

2006/12/08(雨)
・田んぼの開墾
ちょっと前まで暖かかったのですが、12月に入ってから一気に寒くなってきました。秋の管理作業も一段落したので、冬の仕事に取りかかっています。
叔父さんの田んぼを貸してもらって茶畑に転換することにしましたので、その準備をしています。田を畑にする場合、ちょっと気をつけなければいけないのが排水性の改善です。毎年水を入れているため、地下水位が高いのです。これをうまく抜いてやらないと畑がシケて根腐れなど生育不良になります。最初にしておかないと後からできませんので。溝を掘って暗渠排水の準備をしています。

田です。4段あります。 溝を切って排水しています。

 

2006/11/10(晴れ)
・暑い?
朝晩はめっきり涼しくなりましたが、日中は20度以上の日が続いています。ちょっとおかしいほど暖かく、仕事をしていると汗ばんできます。秋番茶のあと刈りならしをして仕上げた茶園も再萌芽してきているところがあります。あまりにたくさん再萌芽させると、本来春に芽吹くべき芽の数が減ってしまい、減収してしまいます。今年はこんな気候なので、意識して整枝を遅らせたのですが、それにしても暑すぎます。そろそろ寒くなってほしいと思う今日この頃です

2006/10/15(晴れ)
・関西茶品評会
昨日、岐阜県の白川町で開かれた、第59回関西茶品評会に行ってきました。品評会入賞茶の展示を見ていると、開催産地では受賞に向けて一年以上前からいろいろな取り組みをされているようです。来年は京都開催ですので、この和束町でも是非入賞を目指しての取り組みをしていこうと、各茶業関係団体で会議が行われていますし、個人的にもがんばろうという人が増えると思います。
・秋番茶最盛期
秋番茶の摘採が最盛期です。今年は全体に夏の日焼けで秋芽の生育が遅れている感じです。奥手の品種ではまだしっかりと硬化していない畑も・・。

2006/09/27(晴れ)
・秋番茶開始
本日より秋番茶の摘採を始めました。今年は夏の日照りの影響で、秋芽が例年のようには伸びていません。気温もまだ少し高いのでどうしようかなとおもいつつ、秋芽がしっかり硬化した畑から刈り始めることに。

秋芽が伸びてきました 摘採後の茶園 彼岸花が咲いてきました

 

2006/09/15(晴れ)
・雨が多い
降ったりやんだりの天気が続いてます。今日は久しぶりに晴れましたので仕事ができましたが、ここんとこ仕事がたまり気味です。
この間、親戚の田の稲刈りをしましたが、乾かないのではさがけをしました。はさをかけるのは何年ぶりでしょうか(笑)。雨が続いて乾かないとしょうがないですね。
この10日ぐらいで急に秋めいてきて朝晩も涼しく、昼間の気温も上がらなくなってきました。そうなると茶畑ではまた害虫が発生したり、病気が発生したりと管理に追われます。秋の施肥、続いて秋番茶の摘採と、ちょっとしばらく続きます。

ひさしぶりのはさがけ こんな感じ

 

2006/08/31(晴れ)
・稲刈り
先日より稲刈りをしています。今年ははじめのうち日照不足で生育が遅れていましたが、夏の日照りで一気に色づき、例年とほぼ同じ時期の稲刈りとなりました。しかし変な天気のせいか、収量は例年よりすこし少ないような感じです。稲刈りをする頃になると夕立が多くなります。10日ほど早く降ってくれよ・・と思いながら、茶畑にはいい雨です。田にはいりませんが(笑)。
で、昨日さっそく新米をいただきました。う〜ん、うまい!!これが作っている者の特権ですね(笑)。

黄金色に 稲刈り中 稲刈り娘

 

2006/08/17(晴れ)
・雨が
暑いです。雨が降りませんね。この間の大雨からほぼ一月ぐらいになります。あの時はもう雨はいらないと思ったのですが、いまはちょっと雨がほしいです。勝手なものですが(笑)。茶園もそろそろ日焼けの症状が出てきてます。今日は少し降ったのですが、表面が少し濡れた程度でした。幼木だけは水やりをしました。この暑さのおかげで田んぼは色づいてきました。あと10日ぐらいで稲刈りできるでしょうか。

抑制整枝をしました 稲が色づいて来ました


2006/07/28(晴れ
・暑い・・
夏らしくなってきました。昼間はかなり暑いです。朝早くに畑へ行き、昼間の一番暑いときは昼寝、夕方からまた畑へ行くという、いわゆるサマータイムで仕事をしております。日陰のないところで仕事をしていると体に悪いですわ(笑)。
さて、一番茶後に中刈りしたところの芽が大きくなってきたので刈り落としました。今度は秋芽をだして、一番茶の土台にします。

    夏ですね

 

2006/07/25(曇り時々雨)
・雨が
二番茶が終わって10日ほどたちました。そのあと雨・雨・雨・・・。災害とまではいきませんが、畑の端や農道が崩れたり土砂が畑に流れ込んだりと、後の始末が結構大変そうです。例年の今頃だと、暑いなあ雨がほしいなあなどとぼやいているのですが、今年はちょっと晴れてほしいなあ乾いてほしいなと、まったく反対です。まあ勝手なものですが(笑)。
昨日はうちの工場が最終の掃除、そのあと茶終いでバーベキューでした。お疲れ様でした。
・今年の茶を振り返って
二番茶も終わったことですので今年のうちの反省など。今年の一番茶は例年になく成長が遅れ、連休終盤からのスタートとなりました。早場所や、早い品種はそこそこの品質で、堅調に推移しましたが、やぶきたの中盤ぐらいになると茶がやや淡泊でおとなしくなり、すこし弱めとなりました。後半の遅場所、おくみどりなどについては、かぶせがよく効いてきたこともあり、また持ち直したという感じです。
二番茶については、昨年をさらに下回る相場で厳しいものでした。それでも京都産はまだ恵まれている方ですが。品質的にも例年より少しガサついていたような気がします。水色や味ももう一つ乗ってないという感じ・・。この辺は来年の課題です。
天候や相場の加減で毎年傾向が変わりますね。それをいかに読むか、また逆にそれに左右されずに常に良いものをどう作っていくか、ということをよく考えねば・・とまた今年も反省です。さてまた来年に向けて管理作業ですな。

2006/06/23(曇り)
・ご無沙汰してました(笑)。
一月以上更新が滞っておりました。この間、一番茶が終わり、刈り直しが終わり、そして二番茶が始まっています。・・・と一行で済ませました(笑)。
今年の一番茶は序盤でに気温が低かったためか成長が遅く、終盤で少し作業が遅れ気味となりました。茶の品質はまあそこそこ、収量は昨年よりもやや減収となりました。収量と品質(価格)のバランスや栽培、摘採面での課題点を反省し、さあまた二番茶スタートです。

2006/05/15(晴れ)
・やっと半分
一番茶を刈り始めてからやっと半分の畑が終わりました。今年は思ったより芽の成長が遅く、刈り旬を待っていたらなかなか進みません。雨も多くて朝晩の気温も低いことが原因の一つかなと思います。まあ合間に中刈りなどもしつつぼちぼちと進みましょう。

2006/05/03(晴れ)
・一番茶開始
いよいよ今日から一番茶開始です。例年より新芽の出方が荒く、またなかなか大きくならないこともあって、京都の茶市場でも茶が非常に品薄な状態です。うちもちょっと早いかなという感じだったのですが、問屋さんからの注文で今日摘採しました。収量は昨年と比較して2割以上の減産です。ちょっとこの後も少なそうな感じです。

2006/04/25(晴れ)
・田植え
田の準備ができたので今日は田植えをしました。風が強かったのでちょっと植え難かったのですが、なんとか一日で終わりました。ちょっとぐねぐねと曲がりましたが、稲はまっすぐ生えるでしょう(笑)。これで今年も米が食べられるでしょう。そういえばモグラ対策は効いているようです。
・新芽が
ここのところ気温が少し上がってきましたので、新芽もようやく伸びてきました。今年は桜が早いのでお茶も早いといわれていましたが、結局昨年より1週間ほど遅れているようです。明日は京都の初市ですが、上場される茶は少ないようです。うちもあと1週間ぐらいかかるでしょうか。

植えている途中 畑が色づいてきました こんな感じ

 

2006/04/15(雨)
・田の準備
一週間の半分くらいは雨が降っているのでは?という近頃です。最近更新が滞っております(笑)。さて、茶園では新芽が萌芽、一枚目の葉がのびてきました。桜が早かったので今年は茶も早いかと思いましたが、昨年と同じくらいになるのではと思っています。さて、その前に田植えの準備をしなくてはということで田をこねて畦を塗りました。今年は田の水には苦労しませんね(笑)。モグラが多く、畦に穴を開けるので音波発信器とかペットボトル風車とかで対策してみましたが効くのでしょうか?
・苗木
この間植えた苗木ですが、今年は朝晩が寒く、風も非常に強い日が多いのでちょっと心配です。早生品種で霜や寒風には弱いとのことですので、どうなる事やら。活着してくれればよいのですが。
・鹿児島研修
今年も鹿児島県の大根占、知覧、頴娃の各産地、そして茶市場へ研修へ行ってきました。一足早く新茶の製造現場や製品に触れて匂いをかいできました。向こうは大規模産地だけあって、非常に先進的です。こんど視察の報告会がありますので報告書をまとめています。鹿児島の黒ボク土壌の件では、先輩であるJ&Sジオプランの藤本さんに教えていただきました。この場を借りましてお礼を(笑)。「武器は何か?」なるほど・・・。また飲みましょう(笑)。
さて、鹿児島の茶市場のシステムですが、京都と比べてとても進んでいる(というかこちらが普通か)ので驚きました。自分の茶の落札価格が、入札終了15分後に個人の携帯電話にメールで配信されたり、栽培履歴を市場のサーバーで集中管理、生産者はネット経由で入力できて、セキュリティーも何階層かにわけてかけてあり、履歴開示要求には即時の対応が可能であるとのこと。技術的にはごく普通ですが、数年前から取り組んで2年前から実際に稼働しているということで、数年先を見越した運営方針がきちんとあるのだなと、その辺がすごいなあと。・・・実はこの話、何年か前から視察へ行くたびに聞いています。さて京都茶市場では、履歴は手書きが基本です。「データのみ」はもとより、印刷したものも歓迎されません。(受付はしてもらえます) 入札結果は午後になってから各支店へ自分で電話して聞きます。・・・・えー、これ以上は言いませんが(笑)、ま、改善できるところは改善してくれと声を出していこうと思います。

田に水を入れます こねて畦を塗ったところ 敷きわらをします 知覧の茶園 向こうが見えません(笑)


2006/04/03(晴れ)
・いよいよ四月
さて四月になってあと一月もすれば茶が始まるのですが、今年は雨が異常に多く、また寒かったり暑かったりとなんか変な天候です。新芽もそろそろふくらみかけてきましたが、朝晩の冷え込みで少し焼け気味です。これから暖かくなって順調に大きくなればよいのですが。
・手揉み研修
今年も茶業青年団の手揉み研修へ行ってきました。田辺の山下さんの工場です。茶まえのこの時期、手の感触とか、においとか、いいですね〜。気分が盛り上がってきます。

2006/03/17(雨のち晴れ)
・茶審査技術競技会
今年も京都連合茶業青年団の茶審査技術大会に和束町茶業青年団の一員として参加してきました。今年こそは初段獲得を心に誓っていたのですが、またも届かず、無念でした・・。しかし、団体戦では準優勝でした! 銀メダルをいただきました。よかったです。 まあ来年またがんばります。
・苗木植え
苗木が届きましたので、植え溝を掘って植えました。朝まで雨が降っていましたのでどろどろになりましたが、畑には水分が多く、よく活着するのではないかと思います。明日もう少し残りを植えて、敷きわらをします。

植え溝を掘ります こんな感じで植えます

 

2006/03/06(雨)
・雨が多い
このごろ本当に雨や雪が多いです。一週間の半分くらいは仕事ができないです。おかげで確定申告とかその他の事務仕事がはかどりましたが(笑)。でもそろそろ改植のところの植え付け準備とかしたいので晴れてほしいです。
・お茶を売りに行ってきました
5日に、京都の新風館というところでファーマーズマーケットというイベントがあり、そのでお茶を売ってきました。会場が京都市内ということもあり、和束茶を知っているお客さんも多く、そこそこ売れました。試飲も好評で、お湯を冷ます時間もないぐらいでした。直売にいくといつも思いますが、飲んでもらって実際においしいと言ってもらえるのが一番うれしいですね。

2006/02/24(晴れ)
・心斎橋で
この間、お世話になってる茶問屋さんが家に来られまして、お茶を売る際に生産者の写真をつけたいので写真を撮らせてほしいとのことでした。話を聞くと、心斎橋の宇治園というお茶屋さんで限定販売するお茶で、和束産100%のお茶だそうです。半分は私のお茶ということでOKしました。こうやってお茶が売れてくれるとありがたいですね。
・風邪
昨日の夕方から急におかしいなとおもったら風邪でした。寝込んでしまいました。いまちょっとましになりましたが、腰が痛いのでつらいです。

2006/02/12(雪のち晴れ)
・整地
改植作業が何とか一段落、石を出して平らに整地しました。石が多くて難儀しました(笑)。このあいだから雨や雪が多く、表面の土はやわらかくなって良かったのですが、畑がなかなか乾かず仕事がはかどりませんでした。あとは植え溝を掘っておこうと思います。その前に施肥をしないと。
・研修
1月末に岐阜県の白川の方へ研修に行ってきました。共同工場と、自園自製自販の個人工場を見学し、話を聞かせてもらいました。いろいろと条件が違いますので、まったく同じではないのですが、経営的に参考になる話が多く、考えさせられます。
・審査大会予選突破
今年も京都府茶業連合青年団の茶審査技術競技会の季節がやってまいりました。和束町の選手となるには予選がけっこう厳しいのですが、今年も何とか予選突破、選手になることができました。また練習三昧で大会に臨みたいと思います。
・京都みどり会茶香服大会
10日に全農京都茶市場で、第34回京都みどり会の茶香服大会が行われました。みどり会とは京都の茶生産者と茶業者で作る団体で、それぞれの地域ごとに10人の選手をだして個人、団体と競う大会です。130人ぐらいいたでしょうか、この大会で和束町は団体優勝、また個人優勝も含め10位内に4人入賞するという成績を収めました。私もその日は調子よく、4位に入ることができました。賞品をいただいてご機嫌でした(笑)。

2006/01/20(晴れ)
・改植つづき
やっとユンボでの作業が終わりました。畑の土壌を深耕して天地返しをし、畑の真ん中が盛り上がるように地形を整えるようにしました。
ユンボの操縦はもう慣れたもんですが(本当か 笑)、土の置き方とか、ユンボのキャタピラの置き方とか、そういうことが分からないというか難しいということが分かりました。先を考えて作業をしないと後でエラい目にあいます。というかあいました(笑)。畑の上の方で土が足らなくなってどうしようかと・・。
ともあれ、ユンボでの作業はなんとか終わり、あとは手でならして石を出してと、植えるまでまだまだ仕事があります。

掘っています 80〜100cmぐらい掘ります 根がこのぐらい入っています だいたいできました

 

2006/01/11(晴れ)
・暗きょ
昨日ユンボを借りてきました。いろいろと考えたのですが、掘る前に暗きょ排水の工事を先にしておくことにしました。深さ1mほどの溝を掘り、その溝に地下の浸透水を集め、パイプで排水されるようにします。パイプは土圧でつぶれないように竹などで巻き、ネットや籾殻をかぶせて目が詰まらないようにしておきました。斜面に対して斜めに溝を掘って全体に効率よく集水、排水効果があるようにします。掘ってみると水が湧いてくるところがありました。現状ではうまく排水できていないようです。今度はうまく効いてくれるとよいのですが。

ユンボ 溝を掘ります 排水パイプと竹 籾殻をかぶせました

 

 

2006/01/03(晴れ時々雪)
・明けましておめでとうございます
皆様今年もよろしくお願いします。正月で少し風邪気味です。ちょっと気がぬけたのかも?
さて、昨年より畑の改植中ですが、年末に畑の境界にU字溝をいれました。そのままの土の溝でしたので、水の多いときは畑に浸透してしまって湿気てしまい、生育が悪いようでしたので、きちんと側溝をいれようとずっと言っていたのですが、やっとできました。U字溝が結構重いので腰が痛いです(笑)。

そのままの溝です こんな感じで・・ちょっと曲がってる(笑)?


 

 

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